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誰かがいった。

そうじゃなくて私が言った日常の何か。

真冬の怪物。

その獣、4つのあしを持ち、身体全てを口とし、夜な夜な通り過ぎる人を誘い込み、咥え、そして離さなかったという。民はその怪物を畏れていたがあるものがついにその怪物を倒し、村の中心にその怪物を象った偶像を飾り、墓と祭壇とした。

やがてその祭壇は怪物と同じように人を食い、人を食い、離れられない人を食い。奇妙なことに、食われる人はみな自らその身体を捧げに行っていた。
噛まれただけならば出るのもたやすいはずであったのに、なぜか人は幸せそうな顔をして離れない。
ゆえ、民は名付けた。

「あやつの名、拒脱と呼ぼうぞ。」

名はその偶像の存在を知らしめ、さらに食われる人は増えた。
もう誰も手をつけられないのである。

そのことはのちに伝説となり、その祭壇を小さくしたものはあらゆる家に置かれ、拒脱は訛り、コタツになったそうじゃ。



とまあ長々と存在しない歴史を語りました。

えっと冬のこたつって絶対怪物だと思うし、入ったが最後出られないし、あげくなんか魂を持ってかれた気になるし、そこで果てることも多々あるよね。こたつこわい。
そんなこたつの上に丁寧にみかんとか置いちゃうと余計出られないよね。あ、これ供物だよ多分。
つまりこれは信仰だし、そうなるとそこには神が宿って…と考え出したらこうなりました。