誰かがいった。

そうじゃなくて私が言った日常の何か。

群像劇。

色彩のなくなった雑踏を歩いて、冬の寒さに曝されながら身体の輪郭をなぞる。
どこまでが自身かを明確にさせられる季節だからか、どうしても他人に触れて曖昧にしたくなる。
でも、そうやって一方的な思いで人に触るのが怖くて、誰にも触れられないままでいた。

たぶん人恋しいとか、寂しいとか、そんな感情で。

あまりそういう感情で人と向き合いたくない。そうやって縋った人と安定した関係になったことなくて。
それも当たり前で、私のわがままに付き合ってください、と関係が浅い内にやれば気付かないうちに互いに擦り減るってことなんだと思う。
離れられたくはないよね、人。
だから離さないようにいたいものだけれど。

ところで。

オブラートに包まずに人に意見をぶつけ続けるのも甘えなのかな。
だとしたらもっと可愛らしく人に甘える方法、おぼえたいな。